パチンコホール「楽園」を運営する浜友観光㈱(大石恵司代表取締役)は、手打ちパチンコ「CRA-gon昭和物語」(㈱A-gon)の全国最多導入を発表していたが、このほど、導入予定台数を増やし、全店舗に導入することを決定。これにより、導入台数は122台に大幅増台となった。
「CRA-gon昭和物語」は週明け12月7日にトップ開店。9日には全国最多導入店となる「楽園大宮本館」内で導入を記念した発表会を、一般マスコミ等を集めて大々的に開催する。
遊技日本
警察庁は11月25日、全日遊連、日遊協、同友会、PCSA、余暇進のホール5団体に対し、検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去に関する説明を行なった。警察庁からは大門雅弘課長補佐ら2名が臨席し、11月6日の通知内容と、その後に行われた余暇進主催のセミナーにおける行政講話を補足するとともに、5団体の代表らからの質問に対しても回答し、一連の要請の真意を伝えた。
この中で大門補佐は、検定性能と異なる遊技機の撤去について「可及的速やかにというお願いをしているところであるが、いろいろと誤解もあると思う。例えば、1カ月、2カ月で該当型式を撤去しろと言っているつもりはない」と述べ、撤去はあくまで業界の過度の負担にならないような形で、スピード感を持って決めていくことが望ましいとの考えを示した。
また大門課長補佐は、「メーカーへの回収責任や、その責任の追及というところにホール関係者の議論が集中してしまいすぎているのではないか」とした上で、どのような遊技機が出てくるかわからない状況の中で撤去の議論だけが先行してしまっている状況に懸念を表し、現在の最優先事項が「新しい遊技機をいかに作っていくのかである」と指摘。
さらに「新しい遊技機を購入していくにあたって、ホール側の視点として、適正な遊技機を使っていくという意図がなければ始まらないので、まずはホール側の意識改革をお願いした」などと、余暇進セミナーにおける講話の補足も交えながら、具体的な提案として、ホール団体で適正な遊技機を購入していくといった声明を出すなどの対応も必要との考えを示した。
質疑応答では、撤去の規模や撤去対象機のリスト、新機種スケジュールなどについてのやり取りがあった。その中で行政側からは、メーカー、ホールの負担を考えた場合、まず日工組が新機種スケジュールを開示し、そこから撤去の筋道をつけていく方向性が妥当、といった見方も示された。
遊技通信
すこしトーンダウンした印象がありますが
あくまでも猶予期間が延長されたと捉える程度ですね。
東京都内のパチンコホールは11月2日までに金地金賞品(金賞品)の価格を値上げすることになった。0.1g金賞品、0.3g金賞品、1g金賞品の提供価格の下限を定め、問屋からの仕入れ価格を下回るような「逆ざや」的な賞品提供を改善し、射幸性の抑制を図ることとした。9月29日に開催された東京都遊技業協同組合の定例理事会で、「適切な賞品提供の徹底」として決議された。
各金賞品の提供価格の下限は、0.1g金賞品が1120円(4円ぱちんこの場合で280玉)、0.3g金賞品が1680円(同420玉)、1g金賞品が6160円(1540玉)となる。
現在、都内の一部のホールでは、0.1g金賞品を1000円、0.3g金賞品を1500円、1g金賞品を5500円で提供しており、これらホールにおいては12%以上の金賞品の値上げとなる。
また、貯玉再プレイシステムについても、1日1人当たりの引き出し上限を設けることを申し合わせることとした。1遊技料金に対してパチンコは2500玉、パチスロは500枚が上限となる。
提供価格の変更は、11月2日までに都内全ての店舗で実施。ファンに向けた店内告知は10月5日から開始される。